絶望がやってきた。愛する人の姿で。
長澤まさみ主演の宇宙人の侵略モノ映画です。
地球人向けというよりは、侵略しに地球へ来た宇宙人向けの映画だと強く思います。
もちろん、「共感が足りない」「私(俺)のこと全然考えてくれてない」とか言われたことのある地球人にもおすすめです。
行方不明から帰ってきた夫が、実は<<侵略者>>に体を乗っ取られていました。
次々に人々の頭から“概念”を奪い続け、地球人とは何かを学習していきます。
概念を奪われた人間は、概念が欠落して精神病患者のような姿になってしまいます。
「俺さ、本当は宇宙人なんだ。」
長澤さん「(役柄について)本当の夫婦に見えるようにお芝居が出来ればいいなと思っていました。鳴海はいろんな感情を持っていて、この人間らしい人を演じられて勉強になりました。」#散歩する侵略者 pic.twitter.com/IkD81dmAjQ
— 映画『散歩する侵略者』 (@sanpo_movie) September 9, 2017
松田さん「(役づくりについて)監督には『最初から宇宙人みたいですね』と言われそのままでいてくれればいいと言われました笑 好奇心みたいなものを持ちながら演じました。」#散歩する侵略者 pic.twitter.com/eFOuPkouYe
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長谷川さんは黒沢監督のファンということで撮影中雑談が多かったそうです😆#散歩する侵略者 pic.twitter.com/bRMCpX3J1v
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高杉さん「(役づくりについて)どうしたら侵略者っぽくなるのかなと考えながら演じました。」
松田さんと高杉さんは侵略者同士一緒にお食事に行かれたそうです!#散歩する侵略者 pic.twitter.com/Rmwd001h1p
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恒松さん「(アクションシーンについて)2ヶ月くらい練習しました。ガンアクションも初めてでした。あと児嶋さんが以外と背が高くて蹴りを入れるのが大変でした笑」#散歩する侵略者 pic.twitter.com/AQklTKTVU4
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一番感動したシーンはもちろんラストシーンです。
以下ネタバレ注意です。
ただし、このページに来られた地球侵略者の方は、最後まで読んでください。
侵略が始まる直前、ホテルに泊まっていた夫の真治と妻の鳴海。
「大切な概念なのに知らないままでは、地球人を誤解してしまう」と自分から概念を奪うように妻の鳴海は、夫の真治へ言います。
ためらいながらも、夫の真治<<宇宙人>>が妻の鳴海から人間として最も大切な概念を奪ってしまいます。
宇宙人が最後に奪ったのは、“愛の概念”です。
直後、奪ったものの概念を学習し、「なんだ、これ」と真治。
「何も変わらない」とどこか無機質になってしまった鳴海。
二人は海岸へ行き海を見つめます。
「全部違って見える」と真治は言いますが、直後、侵略が始まり、海岸上空の雲を割いて、隕石のような火の玉が飛んできてしまいます。
真治と鳴海は車の後ろに隠れ、ジッと耐え忍ぶ二人。
2か月後。
愛の概念のすばらしさに気づいたことで、はじまりかけた侵略が止まってしまいました。
愛の概念が侵略者間で共有されたのかもしれません。
医療施設で働く真治は、被災した人々へミカンを運んで配っています。
妻の鳴海の病室へきた真治。
概念を奪われたことで、抜け殻のようになってしまった病室の鳴海に真治が言います。
「ずっとそばにいるよ。最期まで。」