森岡 毅 KADOKAWA/角川書店 2016-04-23
「良い製品を作れば売れる」という考え方から「売れたものが良いもの」という考え方に変えていくというのは、耳で聞けば確かになあ・・・って思う。ただ、官民問わず、汗水たらして製品、サービスや制度をつくる側から見ると、「こんなに時間とお金をかけたいいものなら売れる」と信じたくなってしまう。一方、そうはいっても売れないと話にならない、広まらないと残らないという現実は頭ではわかっているんだよね。
だからこそ、作る側の人は定期的に「売れたものがいいもの」っていう考え方と自分の常識を照らし合わせて、どのくらいズレがあるのか見直してみることが必要。そもそも、お金を出すのは人だから、相手の反応をテストしてフィードバックしていくことが必要不可欠ですよね。
価値は相手が決めるっていう厳しい現実。